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ホルテンさんのはじめての冒険
やっぱり映画 主夫です。
先日発見した一般社団法人 日本民営鉄道協会の広報誌『みんてつ』。(こちら)
バックナンバーを読んでいたら、羽生次郎さんが2012年 No.41 春号まで「鉄道と映画」というコラムを35回にわたり連載されていることを見付けました。
鉄道と映画が好きな主夫にとっては、とても楽しいコラムです。
その中で紹介されていた映画のひとつ、2007年ノルウェーでベント・ハーメル監督が撮った、
「ホルテンさんのはじめての冒険」が面白そう。(Youtube)

羽生氏の解説によれば、
「『ホルテンさんのはじめての冒険』は、日常性から離れた出来事が次々と映し出されるが、映画自体の主張はハッキリせず、出来事の早いテンポの展開自体が主題であるようなハリウッド製の映画とまるで異なり、日常の中でのエピソードの積み上げにより、監督の表現したいことが次第に明らかになるオーソドックスな手法がとられている。その意味では、日本の小津安二郎監督の喜劇作品と一脈通じるところがあるように思えた。」
とあり、これだけでも観る価値が十分です。
加えて、
「もう一つ特筆すべきは、鉄道シーンの美しさである。主人公の勤務していたベルゲン急行は、首都オスロとベルゲンを結ぶ全長約500キロの鉄道路線であり、千メートルを越す標高差を約六時間半かけて走るヨーロッパにおいてかなり有名な鉄道景勝ルートのようである。映画ではこの景勝ルートを運転席や客車から見ることができる」 とも。
我慢できなくなって、レンタル落ちの中古DVDを買ってしまいました。(Amazon)

その他の解説はコラムや、Amazonのカスタマーレビューを読んでいただくとして、鉄道運転手のO’HORTEN が主人公のこの映画で映し出される鉄道映像の一部を紹介しましょう。
オープニングに出てくる雪の中を走る列車の俯瞰撮影シーン。

タイトルを上手く配置した前方展望の走行シーン。

転車台の有る屋内型の機関車車庫とか、

その車庫から電気機関車が出て行く場面。

運転歴40年のホルテンさんが列車を車止めぎりぎりに停車させることによって、確かな運転技術を持った運転手であることを暗示させるシーンとか、

滑らかに発車してゆく場面。

他にもオスロの路面電車。

運転手仲間が集った時の鉄道員らしい儀式など、

鉄オタには必見の映画。
もちろん羽生氏の解説にもあるように、大人のしっとりした、、後から思い出すと思わず含み笑いしてしまうような場面がある佳作です。
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先日発見した一般社団法人 日本民営鉄道協会の広報誌『みんてつ』。(こちら)
バックナンバーを読んでいたら、羽生次郎さんが2012年 No.41 春号まで「鉄道と映画」というコラムを35回にわたり連載されていることを見付けました。
鉄道と映画が好きな主夫にとっては、とても楽しいコラムです。
その中で紹介されていた映画のひとつ、2007年ノルウェーでベント・ハーメル監督が撮った、
「ホルテンさんのはじめての冒険」が面白そう。(Youtube)

羽生氏の解説によれば、
「『ホルテンさんのはじめての冒険』は、日常性から離れた出来事が次々と映し出されるが、映画自体の主張はハッキリせず、出来事の早いテンポの展開自体が主題であるようなハリウッド製の映画とまるで異なり、日常の中でのエピソードの積み上げにより、監督の表現したいことが次第に明らかになるオーソドックスな手法がとられている。その意味では、日本の小津安二郎監督の喜劇作品と一脈通じるところがあるように思えた。」
とあり、これだけでも観る価値が十分です。
加えて、
「もう一つ特筆すべきは、鉄道シーンの美しさである。主人公の勤務していたベルゲン急行は、首都オスロとベルゲンを結ぶ全長約500キロの鉄道路線であり、千メートルを越す標高差を約六時間半かけて走るヨーロッパにおいてかなり有名な鉄道景勝ルートのようである。映画ではこの景勝ルートを運転席や客車から見ることができる」 とも。
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その他の解説はコラムや、Amazonのカスタマーレビューを読んでいただくとして、鉄道運転手のO’HORTEN が主人公のこの映画で映し出される鉄道映像の一部を紹介しましょう。
オープニングに出てくる雪の中を走る列車の俯瞰撮影シーン。

タイトルを上手く配置した前方展望の走行シーン。

転車台の有る屋内型の機関車車庫とか、

その車庫から電気機関車が出て行く場面。

運転歴40年のホルテンさんが列車を車止めぎりぎりに停車させることによって、確かな運転技術を持った運転手であることを暗示させるシーンとか、

滑らかに発車してゆく場面。

他にもオスロの路面電車。

運転手仲間が集った時の鉄道員らしい儀式など、

鉄オタには必見の映画。
もちろん羽生氏の解説にもあるように、大人のしっとりした、、後から思い出すと思わず含み笑いしてしまうような場面がある佳作です。

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