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パンと組織

息子が御礼に持っていたパンの感想が帰ってきました。
「素朴な、作り手の気持ちが伝わるパンでした。」
いやはや、こんなに褒めていただいて穴があったら隠れたい。
フランスパンやドイツパン:ブロートは小麦粉とイースト、塩で作るパンです。菓子パンとは違い、小麦粉の味を楽しむパンと言えます。
今回のバターフランスはフランスパン専用粉の「リスドオル」を、ミッシュブロートは「北海道産小麦粉 ハルエゾ」+「ライ麦粉」で作りました。
両方とも400gの小麦粉を捏ねますが、加えるドライイーストの量は同じ4gでも、水の量や塩の量は微妙に違います。その粉に適した量に加減しないと思ったような生地になってくれません。
捏ねながら、水が多ければ少し粉を足し、粉が多ければ水を足し、パン生地と会話しながら作っていくのです。発酵も時間の目安が有るものの最後はフィンガーテストで確認します。焼加減も同じです。
サラリーマン兼業主夫としては、パン作りの過程は会社等の組織でプロジェクトを進める過程にも当てはまるような気がしています。
企業の最終目標は経済活動ですから、利益を上げる(パンを美味しく焼き上げる)のが目標です。
その事業に適した人材(小麦粉)を選び、
人材の素質を活かすように協力(水の量を加減)し、
対話しながらプロジェクト(捏ね&発酵)を進め、
最終成果を押し付けるのではなく本人に委ねる(焼成)。
いろんな人材が居ますが、それぞれその特性を活かした業務を担えば良いのです。パンの種類に当てはまります。これが上手く行かないと、組織は立派に見えても内情は…?なんてことになると思うのです。美味しくないパンになってしまうのですね。極めて宜しくない状況になると、内部から腐ってきます。あ~発酵しすぎ~とか。
あはは、ちょっと話が堅くなりました。(焼きすぎ??)
そうそう、図書館で読んで面白いパンの本を借りてきました。
「麦畑からお届けするパン屋です。」
日本小麦の事が良く判ります。お勧めの1冊ですよ。


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